グリーンファーム山浦の取り組み(令和7年度経営力・工賃向上コンサルティング事業)

2026年04月09日
事業所
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グリーンファーム山浦
グリーンファーム山浦コンサルティングの様子

コンセプト策定とデザイン刷新で販売力強化!販促スキルの内製化で自走する組織へ

令和7年度に県の「経営力・工賃向上コンサルティング事業」を受講された『グリーンファーム山浦』さんをご紹介します。


【事業所の概要を教えてください】
 「グリーンファーム山浦」は、社会福祉法人若楠が運営する就労支援B型事業と就労移行支援事業を行う事業所です。
 豊かな自然に囲まれた環境で、B型事業は園芸(花苗、卵、椎茸、野菜)、食品加工(プリン・ドーナツ・味噌)、クリーニングの3班体制で活動しています。
 利用者一人ひとりの適正に合わせた作業を提供しており、特に「まぼろしのプリン」などの自主製品は高い品質を誇ります。現在は約60名の利用者が在籍し、地域イベントへの出店などを通じて社会参加と工賃向上を目指しています。


【本事業に取り組む前に感じていた課題はありましたか?】
 商品はどれもこだわりを持って作っていますが、販売チャネルが毎月決まった販売会などに限定されており、新規顧客の獲得や売り上げ拡大に繋がっていないことが課題でした。
 新しいイベントへの出店が少ないため商品の「見せ方」、POPの見せ方、商品全体の統一感やメッセージ性が弱く、「自分たちが何を大切に作っているか」ということがお客様へ伝わっていませんでした。
 また、現場の職員の販促物作成や更新するためのツール、ノウハウが不足していたことも販売力強化にあたっての課題となっていました。
 さらに、運営面でも、職員の減少により現場の負担が増加する中、作業における利用者の成長、特徴を細かに情報共有できていない課題を抱えています。


【本事業ではどのような取り組みを行いましたか?】
 コンサルタントやデザイナーより提案された「統一されたブランドメッセージ」「ロゴの活用によるパッケージデザインのリニューアル」「販売レイアウトの改善」の内容を基に職員間で検討を行い順次取り組みを行っています。
 販売面では、複数のアイデアをいただき、ロゴを活かしたパッケージ(最初にドーナツ)を作成中です。売り台布・黒板型POPなどのデザイン、アドバイスも提案いただき、Canvaを使ったイベント案内、販売パンフレット制作も開始しました。


【取り組みを行う中で変化したことはありますか?】
 最も大きな変化は、これまでバラバラだった商品の見せ方に統一感を持たせるため、ロゴを活用したパッケージづくりに取り組んだことです。あわせて、Canvaを用いてイベントチラシを制作・データ化したことで、職員が誰でも活用できる体制が整い、販促物作成の活性化につながりました。
 今後は、黒板型POPや商品陳列用ボックス、A型看板などを順次整備していくための基盤ができ、次のステップへ進めたと感じています。


【本事業に参加された感想・ご意見を教えてください】
 プロジェクト期間中いただいた提案をもとに職員間で利用者さんにとっての作業性、お客様への見せ方に関するアイデア出し/意見交換が増え、活性化に役立っていること、利用者さんのスキルをアピールできる機会が増えてきていると感じています。
 現在進行させているパッケージ見直しから順次提案いただいたものを具体化していきたいと考えています。



<経営力・工賃向上コンサルティング事業とは>
 障害福祉サービス事業所等で働く障害のある方の工賃収入の向上を目的として県が実施している事業です。
 工賃収入の安定確保や向上に取り組む就労継続支援B型事業所等を対象に、専門家を派遣し、経営面のアドバイスや技術指導、商品・サービスの価値向上などの支援を行っています。

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